メール原文

神様はいる
 
私が小さい頃の話です。
私は生まれつき体が弱く、毎日のように病院に通っていました。
そんな生活が続き、母は、大好きな仕事をやめざるを得なくなりました。
私の体は一向に良くなる気配がなく、病院通いが続く毎日。
娘は良くなるのか、生きられるのか、仕事には復帰できるのか、色々な事が母に重くのし掛かり、絶望で気分も落ち込んでいたそうです。
そんな時、いつも使う駅で見たことのないおばあさんがベンチに座ってにいました。
電車が行ったばかりだったため、私をベンチに座らせる母。
するとおばあさんがおもむろに「ちょっとお手てを見せてごらん」と私に笑顔で話しかけてきたそうです。
人懐っこい私は「はい、どうぞ!」と笑顔で手を差し出し、それを母も微笑ましく見ていました。
するとおばあさんが「あら、この子は長生きしますねー。とても良い手相だ。うんうん。」と言ってくれたそうです。
縁も所縁もないおばあさんなの言葉でしたが、そのときの母にはこれ以上にない希望の光になったとのこと。
その出来事があってから、同じ曜日、同じ時間に駅に行ってみても、そのおばあさんの姿は一度もお見かけすることがなかったそうです。
母は、「きっと、神様が姿を変えていらっしゃったのだと思うわ。絶望的だった私を励ましに来てくださったのよ。」と今でも話します。
お陰さまで、私は32歳。持病を持ちながらも元気に過ごしています。

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