メール原文

就職活動生と上司

わたしの前職は、小さな商社の人事部でした。
意欲の高い学生が多かったのですが、その中には尖り方を間違った学生もいて、面接の手を煩わせてました。
そんな中一人の学生が面接で「僕は、新しい働き方を実現したい。毎日満員電車に揺られながら働くのが嫌だ。何の為に、わざわざそんなに働くんですか?」と、自分が優秀というのを勘違いしてか、威圧的に面接官に質問しました。
同席していたわたしはうわーと思ったのですが、上司である面接官が、「その何の為にを見つけるのが、君がこれから社会に出る上で、一番必要な事なんだ。何の為でもいい。家族の為でも、恋人の為でも、会社の為でも、チームの為でも。ただ、誰かの為にと本気で思えないと、誰かの為にと思って働いている人より、良い仕事はできないと思う。そう思う人は、覚悟があるから、一生懸命良い仕事をするんだ。」
ということをおっしゃったのです。
学生はその質問には返せずありがとうございますと切り上げ、結局面接も落ち、その後のことはわかりません。
でも上司の発言は社会人として素晴らしい言葉だと思いました。

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