認知症の母親を殺害した息子。その事件の全貌が話された時、裁判官までもが涙した。

2015.09.12 impression

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そして被害者(お母さん)の心情に対し
 

  
「被害者は被告人に感謝こそすれ、決して恨みなど抱いておらず、今後は幸せな人生を歩んでいける事を望んでいるであろうと推察される」
 

 

判決の後、片桐被告に裁判長が
 

  
「絶対に自分で自分をあやめる事のないようにお母さんのためにも、幸せに生きてほしい」
 

 
 
と言われ、片桐被告は深々と頭を下げ「ありがとうございました。」と言ったのでした。
 
そして、片桐被告に言い渡した後に東尾裁判官はこう言葉を残しました。
 

 
「本件で裁かれるのは被告人だけではなく、 介護保険や生活保護行政の在り方も問われている。
こうして事件に発展した以上は、どう対応すべきだったかを 行政の関係者は考え直す余地がある。」
 

 

と話し、裁判を終えました。
 
この動画は痛ましい事件が起こった当時のニュースです。
片桐被告は、ご近所にお住まいの方のコメントや”母親には1日2回食事を与え、片桐被告自身は2日に1回しか食事を取っていなかった”などの事件の詳細が報じられました。
 

 
この世間を賑わせた事件の裏側にはこんな悲しいエピソードがあったのです。
 
この判決は承諾殺人を認めてしまった判例になり賛否両論となりましたが、事件に発展してしまう今の日本の行政のあり方について考えさせられる事件となりました。
もちろん、殺人はいかなる場合でも良くはありません。
しかし、その裏側には母親に対する愛情が含まれている場合もあるのです。
 
皆さんはこの事件の全貌をご覧いただき、どう感じましたか?

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:kokorodo.net


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