「私、もう少しここで頑張る…」転職を繰り返す女性がようやく逃げるのを止めた後、自分に待ち受けていた展開に泣き崩れる事に。

2015.10.29 impression

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「帰っておいでよ」
 
受話器の向こうからお母さんのやさしい声が聞こえてまいりました。
母の一言に決心し、辞表を書き、荷物をまとめ出したとき、机の引き出しの奥から1冊のノートを見つけたのでした。
 
小さい頃に書きつづった大切な日記でした。
 
そのノートに「ピアニストになりたい」とはっきりと書かれていたページを彼女は見つけたのでした。
彼女が唯一続けられたもの、それがピアノの練習でした。
「いままたいやになって逃げ出そうとしている」….そして思い起こしたかのように、お母さんに泣きながら電話するのです。
 
「お母さん、私、もう少しここでがんばる」と….
 
彼女は辞表を破り捨て、翌日も単調なレジ打ちの仕事をするために出勤するのでした。
 
ある時、「2、3日でもいいから」とがんばっていた彼女に、ふとある考えが浮かびます。
「ピアノを練習していくうちに鍵盤を見ずに、楽譜を見るだけで弾けるようになった。」と….
そして、心に決めたのです。
 
「そうだ、私流にレジ打ちを極めてみよう!」
彼女はキーの配置を覚え、ピアノを弾く気持ちでレジを打ち始めました。
 
すると、不思議なことに、これまでレジしか見ていなかった彼女は、今まで見もしなかったところへ目をいくようになったのです。
 

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