中学生だろうと、ちゃんと考える責任があります
ようやく妊娠していることの実感が湧いた少女でしたが、子供の父親とは連絡が付かず、親同士の間だけで話が進んでいきます。
そこで家族と医師が立会いのもと、話し合いの場を設けました。
「中学生同士で話し合ってもらちがあかない」と二人が話し合う機会を妨げる少年の両親に、綾野剛さん演じる鴻鳥(コウノトリ)先生はこう言います。
「赤ちゃんの親はこの二人です。中学生だろうと、ちゃんと考える責任があります。」
「これは君たち自身の問題なのに、どうして二人で向き合わないの?どうすれば、産まれてくる赤ちゃんが幸せになれるかを考えて。」
そして少年と話し合い、赤ちゃんの幸せを一番に考えた少女は、「赤ちゃんを養子に出す」ことに決めました。
その後、自分たちがしたことの重大さを気付かせるために、コウノトリ先生はあえて厳しく接することに。
「君には彼女の痛みも苦しみも肩代わりすることは出来ない。」
出産の日を迎えた少女、分娩室前の廊下には少年の姿が。
コウノトリ先生に、「俺、何も出来ないですね。彼女にも、生まれてくる子供にも。」と呟きます。
すると先生はこう少年を諭しました。