甲子園では「仕事」は無限にあるのだ!
2人ともまだ2年生だ。
上嶋が言う。
「もちろん、来年は試合に出たいです。でも、今年はランナーコーチを極めると決めたので。先生(監督)にも、おまえらは他のやつが持ってないものを持っているので、絶対にベンチに入れるって言われてました」
2人は実に生き生きとコーチャーを務め、また、嬉々として自分たちの役割について語った。
そこには自分たちは控えなのだという遠慮は一切、感じられなかった。
試合に出場せずとも、求めれば自分を生かす「仕事」は無限にあるのだ。
「選抜選手に入る事が出来なかった…」
そこで終わらなかったこの2人の選手達。
フィールドには立つ事が出来ない今の自分に何かできる事はないか?
何とかして自分も試合に関わりたい!
その強い気持ちで、自分たちが”今できる事”に全力を注ぎ、フィールドに立つ選手達を必死にサポートをする2人の選手には私たち大人も学ぶべきことがありそうです。
しかし、2人もやはり目指すところは選抜入り。
来年の「夏の甲子園」で2人がフィールドに立つ姿を是非見てみたいものですね。
Writing by Y.sato of cadot
出典:number.bunshun.jp
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