海岸に残された足跡…これは彼達からの『悲しいメッセージ』だとご存知でしょうか。

2015.12.09 impression

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また、このようにブロックにはまり込んでしまい、死んでしまうアカウミガメも。
 
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アカウミガメはバックすることができず、この状態で顔が水に浸かり、窒息してしまうそうです。
 
無事に産卵を終え、孵化したウミガメの赤ちゃんも同じように、ブロックに阻まれ、海にたどり着くことができない場合があるのだとか。
 
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アカウミガメは、海岸がどんなに変化していようと、毎年産卵にやってくるそうです。
このように悲劇が続けば、アカウミガメは産卵することができず、絶滅してしまう恐れも十分にあり得ます。
 
そんな事態を避けるために立ち上がったNPO法人表浜ネットワークの田中雄二さん。
田中さんは、10年間にわたって、アカウミガメが産卵しやすい砂浜作りを試みてきました。
また、表浜海岸の問題や課題を多くの人に伝えるために企業や学校などに広報活動を行ってきたようです。
 
そして、もっと多くの人に現状を知ってもらうため、クラウドファンディングで資金を募り、一冊の冊子を作成することに。
 
私たち人間が安全に暮らすために設けたブロック、そのブロックがアカウミガメたちが苦しめてしまっているのが現状。
 
このような田中さんの活動が、絶滅を危惧したアカウミガメたちが安全に産卵できる砂浜へと保全できるのです。
 
決して見過ごすことのできないこの問題、しっかり目を向け、小さな命を守っていきたいものですね。

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:READYFOR


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