待望であった赤ちゃんに障害があった場合、皆さんはどうされますか?
障害を持っていようが愛情を注ぐことができる人もいれば、そうでもない人もいるのが現実。
非情にも我が子でありながら、障害が原因で育児放棄してしまう人もいるのです。
そんな障害を持つことが原因で捨てられてしまった一人の少年と、ある夫婦がもたらした心温まるエピソードをご紹介します。
少年の名前は”キリル”くん。
キリルくんはカザフスタンの孤児院に4年間住んでいました。
職員たちは、彼に里親が見つかるチャンスはかなり低いものと思っていたそうです。
彼は生まれつき『右手』がないという障害を持ち、それが原因で生後20日目に両親から捨てられてしまいました。
そんな障害を持つ子供を引き取りたいと思う人は、カザフスタンには誰一人といなかったのです。
彼は孤児院で悲しい日々を送ります。
そしてその孤独である悲しみは、他の孤児が引き取られていくごとに増していきました。