母が作った料理が大失敗…。その時の父の一言が一生頭から離れない。

2016.01.09 impression

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その晩、お父さんが私の部屋に来て、おやすみのキスをしてくれた時に、本当に焦げたパンが好きなのか聞いてみました。
 
お父さんは少年をそっと抱きしめてこう言いました。
 

 
『いいかい?ママは今日とっても疲れているんだ。こんな失敗毎日あるわけじゃないだろ?たまにはパンが焦げる事だってあるさ。』
『それにね、少しぐらい焦げたパンを食べたって何も悪いことはないんだよ。悪いのは、間違った時に間違った事を言ってしまうことだ。』
 

 

お父さんは強く私を抱きしめて、

 

 
『これからの人生、思い通りにいかないことが沢山出てくる。人間は完璧な生き物じゃないんだ。』
『例えばパパはね、約束事を忘れてしまったり、結婚記念日を忘れてしまうことだってあるんだ。でも、時間が経つにつれて人は周りの失敗や間違いを許せるようになってくるんだ。その失敗さえも愛せるくらいにね!これが2人の関係が長く幸せに続く秘訣なんだ。』
『人生は後悔に時間を費やすほど長くはない。ただ単純に、自分を大切にしてくれる人をしっかり愛せばいいんだよ。』
 

 

当時は幼く、お父さんの語ったことの全てを理解することができなかった私。
 
あれから時を経て、あの時のお父さんが何を伝えようとしていたのか、今ならよくわかる。
 
 
子供のころは理解のできなかった親の言葉も、大人になってわかることってよくありますよね。
とても器の大きいお父さんを持った少年と奥さんは幸せ者です。
 
お母さんも1日家にいることは決して楽なことではありません。
1日家にいるからこそ、とても大変なことだってあるのです。
 
そんな長い1日を終え、家族の為に心を込めて作られたお母さんの料理に難癖をつけるなんてもってのほか。
 
そんなお母さんの心労をしっかり理解している、とても偉大なお父さんと息子のエピソードをご紹介しました。

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:hefty


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