子犬のころに捨てられてしまったカジモドくんは、長い間路上での生活を余儀なくされます。
そのため、子供の頃にしていた首輪が首に食い込んでしまい、血を流していたとのこと。
彼の不思議な体型から、その近辺では有名な野良犬だったそうです。
カジモドくんは街を彷徨っているところを「Secondhand Hounds」というアニマルレスキュー隊が保護。
保護されたカジモドくんは、子犬の頃に箱に閉じ込められて成長を妨げられたのでは?と思われました。
しかし、検査を受けた彼は「ショート・スパイン症候群」と呼ばれる先天的な遺伝子異常を持っていることがわかります。
ショート・スパイン症候群とは湾曲した尾、圧縮された肋骨、肋骨の欠如などが特徴の障害で、世界中でこの症状を持つ犬の報告がされているのはわずか14件。
カジモドくんはとても珍しい病気を患っていたのです。
そして検査の結果、カジモドくんは首の傷以外は至って良好。
障害による痛みもなく、健康体であることがわかりました。