陛下と皇后様の”紳士な対応”と”慈愛に満ちた行動”が、不仲だったオランダ国民の心を動かした…!

2016.03.04 impression

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翌日、両陛下はアムステルダムにある「ミチルスクール」をご訪問しました。
先日の報道により、オランダ国民は両陛下に対して軟化の状態にあり、訪問先では和やかに過ごされたそうです。
 
この時、皇后陛下は机に伏せたまま動かない少女にお気づきになりました。
 
少女はオモチャの王冠を頭に乗せた少女は、どうやら両陛下を歓迎しようと張り切り過ぎてしまい眠ってしまったようです。
皇后陛下は、起こすのは可哀想とだと少女をそっと寝かせたままにしたとのこと。
 
しかし、目が覚めた少女は歓迎式典が終わっていることに気がつくと、泣きながら皇后陛下のもとへと駆け寄ったそうです。
 
この時、皇后陛下はその女の子をギュッと抱きしめられました。
 
その姿はまるで聖母のように暖かく、その時の写真は翌日の新聞に掲載され、オランダ国民の心を打つことに。
 
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訪問前は批判的であったオランダメディアも、両陛下を歓迎する報道に変わっていったと言います。
 
その後、両国の友好関係は続いており、2011年に起きた東日本大震災発生後、オランダ全土では支援行事が多数開催されたそうです。
 
現地での一つ一つの真摯な姿勢が、日本を良く思っていなかったオランダ国民の心を溶かし、両陛下の真摯かつ慈愛に満ち溢れた姿勢により友好関係は修復。
 
私たち日本人の鑑とも言える両陛下の姿勢に敬服の念を抱かずにはいられません。
ご訪問ありがとうございました。

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:宮内庁


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