「気付いてやれなくてごめん…」男手一つで娘を育ててきた父が唯一行き届かなかった事とは

2016.03.16 impression

th_sum

 

 

 
教えて貰った服屋に娘を連れて行った。
明るい色ばかりの、キラキラした飾りや、
ハートや星でいっぱいだった。
 
好きな服を好きなだけ選んで良いよ、
と言ったら娘は飛び上がって喜んだ。
 
今まで近くのスーパーの二階で買っていた服とは、
値段もデザインも全然違った。
 
微妙な年の娘に、今まで惨めな思いをさせてたんだな、
と泣きたくなった。
まわりの「お母さんがいる子」は可愛い服を着て、
なのにうちの娘は・・・・・・って。
 
大きな袋にいっぱい服を買って、
そのまま靴屋(これも近くのスーパーの中で買っていた)と
サンリオやキティショップに行った。
 
車の後部座席もトランクも買った物でいっぱいだった。
家に帰っても娘の興奮は治まらず、
買った物を全部身に付けてファッションショーになった。
 
ちゃんとしているつもりだった、
不自由させてないつもりだったけど全然駄目だった。
 
娘のキラキラした笑顔を見て、反省した。
男親じゃ分からない事ってあるよ。
娘の髪がもう少し伸びたら、美容院に連れて行く。

 

 
確かに、父親にしか分からないこと、母親にしか分からないことがあると思います。
 
しかし、授業参観に行ったタイミングで初めて周りの子供と自分の子供の違いに気付いたお父さん。
娘の事を思う一心で他所の家のお母さん方に必死でオシャレの事について聞く姿勢にはグッときます。
そしてオシャレをしたい年頃にも関わらず、娘さんが今まで文句やわがままの一つも言わなかったのはそんな父の必死な姿を見ているからでしょう。
 
お互いを思いやる気持ちが素敵な親子ですね。
 
とてもほっこりとした気持ちにさせられる、素敵な親子愛でした。
 
 


Writing by Y.sato of cadot


出典:tanoshikoto.com


画像引用元:http://moomii.jp/lifestyle/singlemother-childrearing.html


Cadot(カド)は、「旬」な話題を
あなたにお届けします。

 
【あなたの「旬」な話を募集しています】
Cadot-カド-では、読者様の実際に体験した話や知っている裏話などを募集しています。
Cadot-カド-で取り上げて欲しい話がありましたら、こちらまでメールをお願いいたします。
 
※採用された場合、公開前に記事内容の確認のメールを差し上げます。
また、全ての話を採用する訳では御座いません。予めご了承くださいませ。

編集部 Pick Up!

同じカテゴリーの記事