なんと2度目の計測では、ルークくんの血糖値が危険レベルまで下がっていたのです。
ジェダイの嗅覚は、血糖値をモニターする装置よりも素早く異常を感知していたのです。
すぐさまインスリンを注射したルークくんは事なきを得ることに。
ジェダイがなぜルークくんの異常に気がついたかというと、彼は子犬のころから訓練を受けている「糖尿病アラート犬」なのです。
ラブラドール犬の鋭い嗅覚は、人の汗のにおいから血糖値の変化を機械よりも素早く感知することができるため、ジェダイは危険な状態になる前にドリーさんに異常を知らせることができました。
ジェダイはルークくんの血糖値の異常を感知すると様々な合図を出します。
血糖値のが下がり過ぎてしまった時は、前足を降り、下がり過ぎてしまった時は床に頭を伏せます。
また、このドリーの咥えているカラフルなバトンも、ルークくんの異常を伝えるツールなのだそうです。
そうやってジェダイは3年以上、ルークのことを見守り続けてきました。
この大役のご褒美として、たくさんの褒め言葉やお菓子、遊ぶ時間をもらっているそうです。
ドリーさんはルークくんとジェダイのFacebookページを開設。
ルークくんの日常生活を紹介していき、少しでも1型糖尿病に対する理解が深まることを願っているようです。
アメリカではこの1型糖尿病を患っている患者は300万人以上いると言われています。
そのため、ジェダイのようなパートナーと一緒に生活している人も珍しくはありません。
そんなルークくんの命を守るという大役を担っているジェダイ。
いつしかルークくんの病状が良くなり、その危険信号のバトンがただのおもちゃになる日が来ることを願っています。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Facebook
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