2015年2月、メキシコシティに好奇な目を向けられる野良犬がいました。
この都市には野良犬が100万匹以上いると言われており、野良犬の存在自体は珍しくないのですがこの犬の見た目の悲惨さは特別なものでした。
この犬は見た目がやせ細り、飢えた状態なのは一目瞭然でしたが、それに加えて身体中が癌性腫瘍で覆われていたのです。
このまま放ってはおけないと思った発見者は、動物保護の活動家であるダリア・ガメズさんの元へと犬を連れていきました。
ダリアさんはこの犬を引き取り、ボビーと名付けます。
そしてすぐに動物病院へと連れて行き、頭から足先までくまなくチェックしてもらいました。