若い母親であるジャスミンさんとその夫は、お腹の中にいる双子の赤ちゃんと会うのを心待ちにしていました。
しかし、ジャスミンさんのお腹にいる双子の赤ちゃん達は大変珍しく、危険な状態にありました。
彼女のお腹にいる双子達は一つの羊膜の中で育っていたのです。
一つの羊膜の中で二人の赤ちゃんが育つということは大変リスクを伴います。
通常ならば赤ちゃんは一人ずつ羊膜の部屋に分かれ、胎盤も一つずつできるので胎盤から送られる栄養が偏ったりへその緒が絡まる心配はありません。
しかし、ジャスミンさんの場合、一絨毛膜一羊膜といって、二人の赤ちゃんが一つの部屋で、尚且つ一つの胎盤を二人が共有している状態。
この状態だとへその緒が絡まったり、赤ちゃん同士の頭がぶつかる、栄養の偏りによって成長が偏るなど様々なリスクを伴うのです。
そして彼女の場合、この心配は現実のものとなってしまいました…