そんな時、脇本選手の母に末期ガンが見つかりました。
母のことが心配で、前回のロンドン五輪選考会には出場をしなかった脇本選手。
それを境に、成績不振が続きます。
そして、2011年、脇本選手が出走していた福井記念決勝日に、母はこの世を去りました。
レースが終わるまで知らされずにいたそうです。
と振り返ります。
今まで背中を押してくれた母がいなくなり、五輪の舞台を見せる相手がいなくなってしまい、目標を無くしてしまった脇本選手。
しかし、ロンドン五輪を目の当たりにし、再び闘志に火をつけた脇本選手はメダル獲得に向けて再び挑戦し続けることに。
そうして獲得したリオ五輪の切符。
ケイリン脇本雄太君が、リオ五輪出場決定おめでとうございます。亡くなった母との誓いを果たしました。母の幸子さんには私もお世話になり、感慨深いです。世界一を目指しなさいとの母の言葉を胸に頑張る脇本選手を皆さん応援してください pic.twitter.com/ycgyPfxGEw
— 下畑 健二 (@shimobata) 2016年4月7日
親子で夢を見続けていた五輪への出場。
その夢を叶えることができましたが、五輪に母を連れていくことはできません。
それでも、亡き母のためにメダル獲得を誓いました。
脇本選手は、今でも母の夢を見るそうです。
母は天国から片時も離れずに自分を見守ってくれている。
だから、リオでは絶対にメダルを取りたいと脇本選手は誓いました。
リオ五輪でケイリンが行われるのは8月16~17日、日本のお盆時期にあたります。
脇本選手はこのように話します。
まもなく幕を開けようとしているリオ五輪。
多くの選手が様々な思いを胸に秘めているでしょう。
脇本選手、メダル獲得を目指して頑張って下さい!
Writing by S.Shingo of cadot
出典:hochi.co.jp
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