『来るのが遅くてごめんね』イタリア地震で助けられなかった少女に宛てた、消防士の心情を吐露した手紙

2016.08.29 impression

sam1

 

8月24日午前3時36分(日本時間午前10時36分)、イタリア中部でマグニチュード6.2の大地震が起きました。
 
まだまだ大勢が瓦礫の下に閉じ込められていると考えられ、数千人規模の作業員を動員し、夜通し行方不明者の捜索が進められているそうです。
 

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引用:mainichi.jp

 
そんな中、救助活動を行っていた消防士が送った一枚の手紙が話題を集めています。
 
手紙の宛て先は、ジュリア・リナルドさん。
9歳の彼女は、街全体が崩落した中部ペスカーラ・デル・トロントで生活をしていました。
 
そして、突如発生した大地震にて、妹のジョルジャさん(4歳)と一緒に瓦礫の下敷きになってしまったのです。
 
ジュリアさんは妹の上に覆いかぶさるように抱きしめ、妹が瓦礫の下敷きになることを防ぎます。
そして、地震発生後から16時間後に救出された姉妹。
 
ジョルジャさんは姉の助けのおかげで命を繋いだものの、姉のジュリアさんはすでに呼吸が停止していたのです・・・。
 
そんな被害者を弔う国葬が27日のアスコリ・ピチェーノで行われ、妹の命を守ったジュリアさんに向けた心情を素直に吐露した手紙が共感を集めることに。
 
今回、そんなジュリアさんに向けた、ある消防士の一枚の手紙をご紹介します。

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