ケニアの首都、ナイロビ。
不況にあえぐこの街では、今でも多くの人たちがホームレスとして路上での生活を強いられています。
その中には、両親を亡くしたり、捨てられ、幼きころからホームレスとして生活をしていかなくてはならなくなった子どもたちも大勢いるそうです。
そんな彼らは、街行く人からお金を恵んでもらいながら1日1日を必死で生きています。
ジョン・ツオくんもその中の一人です。
母親を亡くし、父からの虐待から逃れるようにして、ホームレスとして生きていくことを決意します。
ホームレスによる犯罪が蔓延っている街ですが、ジョンくんはそういった行為に手を染めずに、周囲からお金を恵んでもらいながら生活をしていました。
ある日、ジョンくんはいつものように信号待ちをしていた車へと駆け寄ります。
ジョンくんは車内にいる女性の姿を見て唖然としてしまったようです。