地元を飛び出し、早20年。
中学時代、ひどいいじめに遭っていた私は、中学卒業と同時に逃げるように地元から離れ、東京で生活を始めました。
親も学校も助けてくれず、高校にもいかないでアルバイトを生活しながらなんとかやりくりして生き延びる毎日。
それでも絶対に「このまま人生負けるのはいやだ」と反骨心を抱きながらがむしゃらに頑張って生きていき、今では小さいながらも、経営者として社員の人生を支えながら楽しく生きる毎日を過ごしています。
そんな中、親族の訃報で、急遽実家に帰ることに。
いじめられていた思い出を呼び起こすので地元は嫌煙していましたが、仕方がないと思いながらも地元まで電車で帰ります。
駅に着き、タクシー乗り場の方へ歩く私。
すると、目の前に、見覚えのある男性が歩いてきました。
そう、その男性は、私を最もひどくいじめていた男だったのです。