暴走族の兄が他界…遺品の整理中、全てに鍵が掛かった不思議な引き出し。その中には”絶対バレたくなかった物”が敷き詰められていた

2017.08.25 impression

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深夜1時頃だったでしょうか。
自宅の電話が急に鳴り、両親は寝ていたので私が仕方なく電話に出るとその相手は警察。
 
「はぁ、また兄が何かしたのか…」
そう呆れた声で応答すると、警察はどこか元気のない声で事情を説明し始めました。

 

 
◯◯さんのご自宅でよかったですね。
 
◯◯さんが、先ほど交通事故に巻き込まれ現在◯◯病院へ搬送されました。
事故の詳しい状況は調査段階ですが、◯◯さんの容体が良くないとの事でしたので、ご家族の方と病院に急いで下さい
 

 

その時、何故か私の脳裏にはとても嫌な予感が。
両親を叩き起こして病院へと急ぎ、兄の病室へ。
 
しかし兄は、即死状態だったそうです。
 
病院で死亡が確認された所に私達が掛けつけ、何も考える暇もなく兄と話す暇もなく兄は私達の目の前からいなくなってしまったのです。

悲しむ余裕なんてありませんでした。
本当に何が起きたのか、本当に兄はこの世から消えてしまったのか…
 
起きた事実を受け入れる事が出来ず悲しみに暮れる反面、こんな状態で死んでしまった兄にやはり怒りが込み上げてきました。

 

 
もっと家族孝行してからいなくなれよ…
なんで皆と喧嘩したまま死んじゃうんだよ。
 

 

悲しみと怒りが折混ざる中、兄の部屋の遺品を整理をしていると思わぬモノを見つける事に…
 
 
殺風景な兄の部屋に一つだけ気になるものがあったのです。
それは、さほど大きくはない物入れ。
 
不思議だったのは、何故か全ての引き出しに鍵が掛かっているのです。
 
「暴走族のリーダーで、悪い事ばかりをしていた兄が鍵を掛けてまで隠したかったモノ…」
 
そう考えると悪いモノや恐ろしい何かが出てくるのではないかと億劫しましたが、バールでこじ開けて中身を見てみる事に。
 
すると、そこには暴走族で日々強がり喧嘩に明け暮れ、挙げ句家族にも反抗ばかりしていた兄の本当の姿が隠されていたのです。

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