認知症のおじいちゃんが1日一回決まっていく、「家族すら絶対に入れさせない部屋」。ある日心配になり部屋に入ると、衝撃の光景が広がっていた

2015.03.29 impression

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私の実家のおじいちゃんは、認知症です。
 
おばあちゃんを数年前に亡くしており、母の姉と二人暮らしをしている中、徐々に認知症が進行していったのです。
ついには、孫である私のことや、父のことを覚えてもらえないほどになってしまいました。
 
そんなおじいちゃんが、一度私にもの凄く怒った事があります。
 
実家に行った際、何気なく実家の中をブラブラしていた時でした。
田舎の家なので家は大きく、部屋数もたくさん。
その中には私が入った事もない部屋もいくつかありました。
 
その中で、一つ違和感のある部屋が。
一つの部屋だけ、がついているのです。
他にはそんな部屋はありません。
 
なんとなく気になり、手をかけたその瞬間・・・
後ろから、おじいちゃんが鬼のような形相で、「何やってるんだ!!どけ!!!」と私に怒鳴ってきたのです。
 
なんなの…と思いながらもその話を一緒に住んでいる母の姉に聞くと、
 
「毎日一回必ず行くんだけど、私も入れてすらくれないの。不気味な事してなければいいけど」
 
と、やはり同じように入れない、おじいちゃんにとっての秘密の部屋のようなものだったのでした。

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