父から継いだ工場が破産寸前。妻に打ち明けると「印鑑取ってくる」と席を立ち寝室に。離婚を覚悟したその時、目の前に一つの封筒を突き出された

2015.04.11 impression

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結婚をし、家族になるという事は、とても覚悟がいるもの。
全くの赤の他人だった人々が生涯を共にする事を誓い合うのだから、それは人生の中でも最もインパクトの大きい出来事かもしれません。
 
そして、人生にはたくさんの山や谷があります。
困難な局面に直面したその時、夫婦で乗り越えられるかどうか。
そこではじめて、結婚に対する「覚悟」というものが見える様にも思えます。
 
その男性は、10年前に当時交際していた女性と結婚。
父が経営を行う工場で働いていたのですが、2年前に父が急死し、経営を継ぐ事になったのでした。
 
初めての経営は、とても難しいもの。
スタッフ全員で力を合わせて何とか壁を乗り越えてきましたが、いよいよ経営が立ち行かず、資金繰りが苦しくなってしまったのでした。
 
破産したら、社員を手放し、取引先もなくなる。
でも銀行も消費者金融も、もうお金は貸してくれません。
 

「いつも強がっていたのに、突然破産なんて言ったらどう思うのだろう」
「離婚を告げられるかもしれない」

 
死にたくなるほど苦しい気持ちの中、妻に月末で破産するということを打ち明けます。
しばらく、何も言わなかった妻。
しかし、沈黙を破った一言は、何とも厳しい一言でした。
 
「印鑑、取ってくる」
 
そう言って、席を立つ妻。
直感的に、「離婚だ」と気づいてしまった男性。
頷き、うつむいたまま、顔を上げることができませんでした。

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