「仕事を取るか、家族を取るか」鬱病の妻を抱える男性に、会社から海外転勤命令。その辞令に対して男性が語った言葉に、心を打たれる

2015.04.17 impression

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会社でも信頼が大きいこの男性。
重要なプロジェクトに伴う海外転勤の辞令に、喜びと同時に、言い表せない「不安」を感じる事になります。
 
仕事的には、素晴らしい話。
出世コースでもあるその辞令に、社内では「おめでとう」と声を掛けられるほど。
 
しかし、この喜びを覆い塞ごうとする程の大きな不安。
その不安は、「妻をどうしよう」という妻を心配した不安であると、気付くまでにはあまり時間を要しませんでした。

 

長女の高校も決まり、突然海外転勤として数年海外に家族で引っ越すというのは、あまりに非現実的なものでした。
そうなると、一人単身で海外に行くということになる。
しかし男性は、そうして妻の元を離れることがどれほど危険なことであるかというのを、容易に想像することができる状態だったのです。
 
今も尚、悪化し続けている、鬱の病状。
それでも妻が家庭を愛し続け、崩壊せずに上手く成り立っているのは、間違いなく夫であるこの男性ができる限り妻の側に寄り添ってきたからでした。

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