私が年老いて、以前のように歩けなくなったときは、やさしく手をとって。
あなたが初めて歩いたときに、私がそうしたように。
そんな日がきても、決してさみしいだなんて思わないでね。
私が最期の日を愛情に包まれながら迎えられるように、ただそばにいて。
ともに過ごした時間、ともに過ごすことができた幸せを、あなたに感謝しています。
満面の笑みと、いつ何時も絶やすことのないあなたへの愛とともに伝えさせて。
愛する、私の大切な娘へ。
作者不明の、この手紙。
人が老いるというのは、当然のことです。
私たちも皆、いつか老います。
そうした老いを迎えるにあたって、やはり周囲のサポートは必ず必要になります。
老いるということは、すなわち赤ん坊の様に戻っていくということ。
身近な親や家族が老いてしまった時、私たちが記憶にない、赤ん坊の時にたくさん支えてもらったことを思い出しながら、老いを受け入れていかなければいけないのではないでしょうか。
そんなことを学ばせてくれる、母から娘への手紙。
決して忘れてはいけない、大切なことを教えてくれている様に感じます。
Writing by Yuki Kato of Cadot
出典:miochka.com
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