結局、追試は行われず私は意地でその他の教科で点数を取り何とか留年は免れることができましたが、この教師からの言葉を今でも忘れる事はありません。
今、大人になって私が思う事は、あの時学校へ事前に連絡をしなかった私も悪いのかもしれません。
そして数日後、助けたおじいさんが自宅へ訪ねて来てくれました。
そして、一言。
本当にありがとう。
あの時君が飲ませてくれたお茶がなかったら、命も危なかったと医者に言われたよ。
なんせ、高齢者だからね…
君のおかげでもう少し長く生きれそうだ。
本当にありがとう。
そう言って、おじいさんはキンキンに冷えたペットボトルの「おーいお茶」を一本手渡してくれました。
この言葉とお茶をもらった瞬間、もし仮にこれで留年していたとしても、私は決して後悔していなかっただろうな。と、確信出来ました。
Writing by Yuichiro Takahashi
画像引用元:http://nakanojyuku.seesaa.net/article/166952836.html
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