『命の期限』そんなものいらない…”殺処分ゼロ”のドイツと”毎日1600匹が販売され、同時に700匹が殺処分”される日本との違い。

2015.09.25 topics

sam1

 

「ドイツでの犬や猫の殺処分数はどのくらいですか?」
ドイツの人にこんな質問をすると、きっと驚いた顔をされるだろう。
 
現在のドイツでは、動物をまとめて殺処分するという考えがないからです。
もちろん殺処分場も、ずっとありません。
 
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ドイツに最初の動物保護団体が創立されたのが1837年、1871年には200団体、現在は700もの動物愛護団体が存在します。
そして法律に関しても、ナチス時代に政治的目的で制定された動物保護法だったが、政権崩壊後も生き続け改正されながら現在にいたります。
 
そんな歴史をもつ現在の動物愛護法では、動物の殺行為について、以下のように記されています。

 

 
脊椎動物は麻酔下においてのみ、あるいは状況により痛みを回避することでのみ、やむを得ず殺されることとする
 

 

この「やむを得ず」が重要で、日本のように引き取り手がいない、保護する期限が過ぎたなどの人間の都合による殺行為は認められていないのです。

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