お父さん、すぐに学校にこれませんか?
○○○君(息子)を迎えに来ていただけませんか?
こんな電話がかかってきたのは、初めての事です。
いきなり呼び出されるなんて、何か大事でもあったのか!?
瞬時に心臓の音が高ぶったのを覚えています。
息子に何かあったのですか!?
そう聞くと、先生は言葉を詰まらせながら少し言いにくそうに話します。
…いえ、○○○君がお友達をかなり執拗に殴ってしまい、顔が腫れ上がってしまいまして…
この言葉を聞き、我が耳を疑いました。
今まで一度だって誰かを殴ったりした事の無い子です。
空手の試合中は圧倒的な強さで相手から勝利を勝ち取りますが、外で手を上げた事なんてありません。
まさか…?まだ信じられない思いのまま、仕事を早く切り上げて学校へ息子を迎えに行きました。