「立ちション」漫画や映画の中で、野外で少年達が並んでこれをしている様をみると、なんだか青春を感じるものだ。
しかしそれは、人やシチュエーションが変われば一気に様変わりすることとなる。
例えば夜の街中で、中年のおじさんが電柱に向かって立ちションをしていたとすると、もはやこれは歴とした「公然猥褻罪」という犯罪行為だ。
他人が用を足しているところを目にして不快感を感じない人の方が少ないので、当然のことといえば当然のこと。
ましてやそれをやっているのが、いい年をしたおじさんだったら尚更だ。
そしてこの「立ちション」は近年各家庭内においても物議を醸している。
この立ちションを一般家庭に設置している様式トイレで行うと、尿の雫が周りに飛び散り、周りの壁紙や床面を汚しトイレ内に悪臭が立ち込める原因となるから多くの女性がこの行為を嫌がっているのだ。
「雫が飛び散るって…上手く便器内に収めてるから俺は大丈夫」という考えをもし持っている方がいるとしたら、甘い。
尿ハネを見くびっている。
便器の中の水たまりや壁面に当たった尿は、肉眼では見えないくらいに細かい粒子となって周りに飛び散っているのだ。
肉眼では一見キレイに見えるところでも、実際には尿が飛んでいる場合が多いと言われている。
これを確認したい場合にはブラックライトを使用すれば、尿が付着している部分が発光して一目で分かる。
これは尿に含まれるビタミンB2などの成分が、ブラックライトを当てると光る性質があるからなのだとか。
ちなみに、女性の方には分からないかもしれないが、立ちションにも人それぞれやり方がある。
手前を責める人や、両サイドの壁面を狙う人、奥の壁を狙う人、水たまりを狙う人、便器をまたいで真上から水たまりを狙うトリッキータイプな人もいれば、丁寧にもトイレットペーパーを水たまりに浮かべてそこを狙う人まで様々。
そして今回、同条件下でその立ちションスタイル毎の尿跳ねを調べて見た結果、こんな事実が明らかになったのだ。