コーラについて調べると驚きの事実が発覚。
そもそもコーラは当初”薬”として開発され、売り出されたらしい。
これを作ったのは、ジョージア州にすむペーバントンという薬剤師。
「コカ」という名称は、南アメリカの常緑樹のこと。このお茶を飲むと、軽い興奮作用があるという。
「コーラ」という名称は、コーラナッツから。コーラナッツとは、西アフリカ原産のコーラの木の種のこと。
これをかむと、気がたかぶり、元気が出るから、アフリカの人は今もコーラナッツを粉にし、水に溶かして飲んでいるということだ。
1898年、ノースカロライナ州に住む薬剤師ブラッドハムが、胃腸薬の調合にあたり、口当たりを良くしようとして、砂糖や炭酸などを混ぜ合わせてゆくうち、偶然できあがったのだという。
これは驚きだった。
今までコーラは体に悪いものという風にしか思っていなかったが、元々はどちらも薬として開発されていたのだ。
しかし、今はコーラ・ナッツのエキスを含むコーラは少ないとのことなので、あまり風邪薬としての効果は期待できないだろう。
コーラについてこんな声もネット上で上がっている。
もやしもんでノロウイルス(フランスで牡蠣)にあたった時はコーラで水分と栄養を手っ取り早くとって、悪いものは出す…とあったような…あとは消化しやすいものとか…
— MH4g好き封元憑(たかもとあつし) (@takamotoatusi) 2015年7月23日
ノロウイルスにはコーラが一番ってもやしもんに書いてあったぞ
— やもりん㌠ (@kajin_miyamori) 2014年8月2日
「もやしもん」とは微生物をテーマにした漫画である。
その中でコーラがノロウイルスに効くと取り上げられたそうなのだが、それは本当なのだろうか?
そもそもノロウイルスとは夏に流行しやすい他の食中毒とは違い、秋から冬にかけて流行するウイルスとされている。
その理由は感染源にあり、ノロウイルスの主な感染ルートは牡蠣などの2枚貝だと言われている。
その為、それらが旬になる秋から冬が一番感染者が増えるのだ。
そしてその症状は発熱と激しい下痢や嘔吐。
ウイルス性の食中毒は今のところ特攻薬も存在しないため、感染すると中々つらい。
唯一の治療法はウイルスを出し切ってしまうこと。
そのため辛くても下痢や嘔吐を出し続けるしかないのだ。
そして、コカコーラの香料には健胃作用があり、漢方の生薬としてちいられるナツメグ、炎症を緩和し体内の毒素を排出すると言われるコリアンダー、更に健胃作用があるシナモンなどのハーブが用いられているため、その薬効が胃腸炎に作用していると考えられているのだろう。
しかし、これらはどれも科学的に実証された公式な情報ではなく、あくまで人々の体感と憶測によるものに過ぎない。
実際にペプシコーラを日本で販売するサントリー食品インターナショナルは「確かにペプシのルーツは消化不良の治療薬にありまして…」と前置きはするものの、「ペプシコーラは清涼飲料水という区分で販売しているため、効果や効能はうたっておりません」と効果と効能についてはきっぱりと否定している。
日本コカ・コーラについても「コーラに健康効果があることは実証されていません」ときっぱりと否定をした。
以上の事から、公式には発表されている情報ではないという認識を持ちつつ、腹痛で困った時に他に何もなければ気休めになるかもしれないと覚えておくぐらいでいいだろう。
Writing by Y.sato of cadot
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