父の職場から借家までは徒歩20分程度。
その距離を父はいつも歩いて通勤していました。
当時父がアメリカで犬を飼っていたわけではありませんが、大の犬好きな父はいつも近所の人が散歩している犬を見ながら微笑ましく見ていたそうです。
そんなある日の帰宅途中。
いつもと変わらぬ帰路を歩く父の数歩前方に、50代くらいの女性と、シェットランドシープドッグが散歩中だったのだとか。
シェルティの可愛らしい散歩中の後ろ姿とプリプリのおしりを見て、可愛いなぁと癒され見ていた父。
しかし、突如としてあまり暴れるイメージのないシェルティが暴れ出し、大声で吠えながら飼い主の女性を振り払おうとし始めたのです…
父は、その豹変ぶりは今でも忘れられないと語ります。
そして、あまりにも凄い力と勢いに飼い主の女性はついリードを離してしまい、その拍子にシェルティが猛スピードで逃げ出してしまったのです。
転げて驚いている飼い主の女性に寄り添い、大丈夫ですか?と声を掛けた父。
しかし…