そして迎えた翌日、僕は寝坊した。
ここで慌てても仕方がないので、とりあえずもう一度布団に潜り目を閉じた。
実は夢だったという展開を期待したが、5分程経っても状況が変わらないことを確認して、これが現実だということをようやく受け止めた。
時間は8時55分。
通勤時間が40分かかるので、どうあがいても間に合わない。
この危機的状況をブレイクスルーするにはどうすればいいのか。
僕はすかさず、ネットであることを調べていた。
藁にも縋りたい気分とはまさにこの事だ。
そして「会社に遅刻したときに使えるリアルな言い訳 」という今の僕には神的なバイブルを生活の知恵があつまる情報サイトnanapiで見つけたので、これを参考にマサヒコに対する言い訳を考えた!