私たちが当たり前だと思っていることが、世界的に見るとそうではないことが多々あります。
世界にはさまざまな人種の人々が存在し、それに伴い文化や思想も大きく異なり、私たちはその違いが理解出来ないことで、時に争いを生むこともあるのです。
1940年代頃から続くクジラやイルカの捕獲をめぐる国際的な論争も、さまざまな文化論や思想が絡み合うことによって、問題は複雑化しています。
世界のクジラの頭数が回復しないということもあり、捕鯨反対のムードは欧米を中心に現在も高まる一方。
そして、デンマーク自治領のフェロー諸島で毎年夏に行なわれている「グリンド(Grindadrap)」と呼ばれるゴンドウクジラの追い込み漁が「非人道的な大量虐殺」として非難されており、環境保護団体の告発とともに公開された画像が近年、話題を呼んでいるのです…