お釈迦様は約2600年前、インドで仏教の開祖です。
若い頃から「人間はなぜ生きるのか」で悩まれました。
一国の王子であったので、物質的には何の不自由もなかったのですが、心は不満、不安で満たされていなかったのだとか。
今は若くて、健康でいられるが、じきに歳をとる。
そうすれば腰も曲がり体も自由でなくなり、病気にもなる。
いざ死ななければならないとなれば、地位、名誉、財産、妻子、全てのものをこの世に置いて、一人で去っていかなければならない。
今が不安で心が暗いのに、死後はどうなるのか!?
わたしは人間に生まれてきてよかった!と生命の歓喜を得たいのだと、29歳で出家され、山にこもり難行苦行をされたのち、35歳の時に悟りを開かれたと言われています。
しかし、そんなお釈迦様のことが大嫌いな男がいました。
そして、その男は群衆の前でお釈迦様のことを罵倒して、反発してくるお釈迦様の姿を多くの人に晒してやろうとします。
しかし、それに対してお釈迦様の一言に、男はあることに気付かされたのです…