『金曜日の朝、どうかシッポを振らないでくれ・・・』殺処分現場から届けられた悲痛な願いが突き刺さる

2016.08.04 topics

sam

 

 

金曜日の朝、どうかシッポを振らないでくれ

 
1
 

私は金曜日の朝が辛いです。
数日間なれど、飼い主からの連絡を待ちながら、飼い主の代わりに世話をしています。
 
飼い主を捜したり、餌を与え、便の後片付けをし、日光浴をさせ、 頭をなでてやり、 限られた時間できるだけの情を注いでいます。
情を注げば可愛く思えてきます。
金曜日は殺処分するために処分場へ犬を運びます。
情を掛けた子(犬)をおくりだすときの、 我々職員の心境を考えてみてください。
 
金曜日の朝、私の心はこうです。
シッポを振りながら私を見ないでくれ!
「餌の時間かな?」と疑いのない目で見ないでくれ!
遊ぼうって擦り寄らないでくれ!
子(犬)は、殺処分したくない。
憎しみで牙をむいて吠えてくれ・・・・・・その方が、私の心は痛まずにすむから。
今から殺処分されるのに・・・・・・親しそうな目で見ないでくれ!
最後の最後まで人間を信じている・・・・・・「俺達は、お前達を殺処分するんだぞ!」
・・・・・・シッポを振らないでくれ
 
私たち職員は、胸が締め付けられます。その時が金曜日です。
 
「憎しみで吠えられた方が気分が楽になる」
この心境わかりますか?
 
保健所に殺処分をゆだねる前に、愛犬との楽しかった時期を思い出して下さい。
愛犬は最後の最後まであなたを信じているはずです。
 
愛犬が粗相したとしても、多くの場合、飼い主が躾を怠ったケースが多く、責任を愛犬になすりつけないで下さい。
 
犬についての正しい勉強を怠った自分(飼い主)を見つめ直して下さい。

 
昨今、犬や猫と共に暮らしている皆さんの中で「引っ越しをする」「犬が病気になった」など身勝手な理由でペットたちを手放す人が増えています。
そんな考えを持っている人が身近にいるようでしたら、この現場からの声を真摯に受け止めて頂けないでしょうか。
 
保健所で殺処分をされるペットたちは、決して安楽死ではありません。
二酸化炭素ガスを用い、もがき苦しみながら殺されていくのです。
 

「人間も動物も同じ尊い命です
命に差別なんて絶対にありません
どの命も奪ったり奪われたり傷つけたり傷ついたりすることは
決して許されません
ここに居る皆さんの命、私の命、
写真の犬たちの命も同じ大事な大事な命です
そして、どうかあなた自身の命を大事にしてください」

 
動物たちの命の尊さについて、考えさせられるこの文言。
 
動物を「飼う」ということは、決して途中で投げ出してはいけない。
当然のことですが、命を軽視する飼い主が増えているのが現実です。
 
私たちは今一度、殺処分という悲しい運命を辿る動物たち、そしてそれを執行する職員の方々のことを考えなければなりません。

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:HOME PEANUTSFacebook


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