最初にメダルを噛んだのは、1988年のソウルオリンピックで男子200メートル自由形で金メダルを獲得した、オーストラリアのダンカン・ジョン・アームストロング選手。
このとき、読売新聞で「勝利ガリガリ」という見出しで、彼が金メダルを噛む写真が大きく掲載されました。
また、メダルを噛む理由については「勝利の味を、文字通り噛みしめる」となっていました。
また、別では、メダルが純金であるかを確認するために噛んだとも言われています。
金は歯のエナメル質よりも柔らかいため、メダルが純金であった場合は噛むことで歯の跡を残すことができるのです。
とはいえ、金メダルは1912年より純金で製作されることはなくなりました。
その後は鉛のような材質に、金メッキを施したメダルに切り替わったそうです。
つまり、現在はメダルを噛んだところで材質が金であることを確認することができません。
しかし、それでも現在でもこの行為が続けられるのにはこんな理由がありました。