競技終了後、インタビューを受けるボルト選手。
ボルト選手は、女性の質問を遮り、
と答えたのです。
何かまずい質問をしてしまったのかと焦った女性は、「最後の質問を・・・」と投げかけたところ、ボルト選手は場内に流れている音楽に耳を傾けるように女性に促します。
スタジアムでは、400mで金メダルを獲得したリチャーズ・ロス選手の表彰に際し、アメリカの国歌が流れ始めていたのです。
ボルト選手は名誉をたたえるために、自身のインタビューを中断し、国歌に静かに耳を傾けます。
真剣な表情で国歌を聞き入るボルト選手。
国歌が終わると、再びインタビューを快く応じてくれていました。
きっとボルト選手はどの国の国歌が流れていても、インタビューを中断し静かに聞き入ることにいているのでしょう。
それだけ、ライバル選手のみならず、アスリート全てに敬意を持っているからだと思います。
この話題を知ったユーザーはこのようにコメントをしています。
走り終えインタビューを受けている最中にインタビューを止めて、他の選手の国歌斉唱をきちんと聞くボルト選手は真のスポーツマンであり世界一の理由か pic.twitter.com/VjkDOuyU2E
— shin_写真 (@s_n_y_85) 2016年8月22日
shin @s_n_y_85さんのおっしゃる通り、こうした精神が世界一たる所以なのかもしれません。
30歳のボルト選手は今回のリオオリンピックでオリンピックの出場は最後だと様々なメディアなどで語っています。
200Mの試合後には走ったレーンにお別れのキスをする姿も見られました。
オリンピックはリオで最後と発言していますが、現役自体はまだ続行する予定で、2年後の世界選手権を最後に現役を引退する予定だそうです。
選手としても、人間としても素晴らしいボルト選手。
東京五輪ではこの偉大な選手の走りを見られないと思うと寂しい気持ちになります。
しかし、この世界最速の男が作り上げた記録を破るために、これからもどんどんと強いアスリートがこの世に現れるでしょう。
誰もが憧れるスポーツマン、ウサイン・ボルト選手
きっと彼の残した数々の伝説は、きっとアスリートたちに受け継がれていくでしょう。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Twitter、Usain Bolt stopped the interview to hear the U.S. anthem
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