かごしま水族館の”何も入っていない水槽”そこに込められた深いメッセージに考えさせられる

2016.08.30 topics

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こちらが話題となったツイート。
 


 
写真には何も入っていない水槽が写っており、隣の案内板にはこのように書いています。
 

 
沈黙の海
 
青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつのまにか、何も聞こえない
青い海
 
人間という生きものが
自分たちだけのことしか 考えない
そんな毎日が続いているうち
生きものたちの歌がひとつ消え
ふたつ消えて
それが いつのまにか なにも聞こえない
青い 沈黙の海
 
そんな海を子供たちに残さないために
わたしたちは 何をしたらいいのだろう?
 

 
環境問題を訴え、その行く末にはどんな未来が待っているのか。
その時代に生きる私たち、その子供の世代はそれを見てどう思うのか。
 
普段は様々な生物が溢れていて想像もつかない光景なだけに、何か不気味さを感じてしまいます。
 
この水槽の展示は1997年の開館当初から魚類などの水槽の最後に置いてあるのだとか。
 
そして、その目的は南西諸島や鹿児島湾の生物たちのにぎやかな水槽を見た後に、この何も入っていない水槽を見てもらうことで、”何も生物がいない海ってどうなんだろう”と来館者の方に考えてもらう機会を設けることだといいます。
 
様々な生物が共存するにはどうするべきか。
多くの人に対してその考える機会を設けることができれば、環境問題も少しはいい方向に向かっていきそうですね。
 


Writing by Y.sato of cadot


出典:トロギア@trogiarinstagram.com


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