皆さん、落ちている財布を見かけた時、どんな対応をしますか?
多くの人は財布を警察や施設の職員の元に預けるなどをするかと思いますが、世の中にはその財布の中身を盗んでしまったりする人もいるでしょう。
しかし、財布が無傷で手元にも戻ってくるのは日本くらいで、海外では財布を落としてしまった場合、まず戻ってこないと思うのが一般的だそうです。
万が一財布が戻ってきたとしても、中身を全て抜かれ空っぽだったという話もよく聞きます。
そんな海外の常識を覆したあるエピソードが話題を集めています。
タイでホームレスとして暮らしていたワラロップ(44歳)さん。
ある日、道端に落ちていたエルメスの財布を拾ったそうです。
当時ワラロップさんの所持金はわずか9タイバーツ(約26円)。
財布の中を覗いてみると、クレジットカードと2万タイバーツ(約6万円)という大金が入っていました。
ワラロップさんの所持金を思えば、この財布の中身を盗んでいれば当分暮らすことができると魔がさすようにも思えます。
しかし、ワラロップさんがこの財布には一切手をつけずに、財布をそのまま地元の警察へと届けたそうです。