財布を受け取った警察はすぐさま財布の持ち主へと連絡。
財布の持ち主であるニーティ(30歳)さんはすぐさま警察の元へ訪れました。
警察から連絡を受けたニーティさんは、自分が財布を落としたことさえ気づいていなかったそうです。
そして、中身を一切手をつけず警察に届けてくれたワラロップさんの正直さに感動し、謝礼として一割を渡そうとした時、ニーティさんはあることを思いつきます。
それは、
「仕事と住居を提供する」
なんと、ニーティさんはバンコクのある工場の社長をしていたのです。
ホームレスとして過ごしているワラロップさんにとって夢のような話だったかと思います。
この提案にワラロップさんは大喜びし、ニーティさんの元でお世話になることになりました。
ワラロップさんは、地下鉄ホームへと向かう階段の近くで、ニーティさんが財布を落とした瞬間を目撃。
しかし、距離があったために、財布を拾い急いで追いかけたもののニーティさんを見失ってしまったのだそうです。