1991年、アルプスにあるエッツ渓谷の氷河で見つかった、約5300年前の世界最古の男性ミイラをご存知でしょうか。
このミイラはエッツィ(Otzi)またはアイスマンとの愛称で知られており、すでに顔や体、衣服や武器などが再現されたり、持病や食生活、死因に至るまでかなり深く研究がされてきました。
引用:ameba.jp
そして、今回復元されたのはなんとその「声」。
研究チームはCTスキャンを用いて、ミイラの声帯、喉と口腔の再現に着手し3次元モデルを制作。
エッツィの母音を究明したそうです。
ミイラそのものは左腕を顎の下で右方向に伸ばした不自然な形をしているため、咽頭部や舌骨が隠れたり、部分的にすでに結合して一体化されていたりしたことから調査は難航し、精確な身体的情報を集めるのには多大な労力を費やしたとそうですが、CTスキャンを用いることで、ミイラ本体に損傷を与えず調査、そして3DCGによって動かしながら発声方法を調査したそうです。
そんな多大な時間をかけて再現されたエッツィの声はこちらです。