こちらが女性の相談とそれ対する住職の回答内容です。
男性を信じられないという女性の相談内容をキレッキレの内容で論破する住職の回答 pic.twitter.com/5EBKFjwRsL
— ぺんぎん (@PieroCrazy) 2016年10月6日
【相談】
私は男性を信じることができません。怖いというより、嫌い。話をしてもつまらない、頼りにならない、といった感情です。
東日本大震災の影響で不安が募り、若い男女に結婚志願者が増えているといいます。私はそれを聞き、「なぜ?」と思いました。知識を得ていけば、男性に求めなければいけないことなどそれほどないのではないかと思ってしまいました。
昔の日本男児だらけの日本であればそうは思わないと思いますが、現代男性のように打てば崩れる人たちに何かを求めようとは思えなくなってしまいました。現在お付き合いしてくれる方がいますが、全くと言っていいほど、普通のコミュニケーションを取ることを自分で制御してしまいます。
頼りにできない人間と結婚という形をとるのか、尼さんになることも手なのかもしれない。この状況を打開できる方法を教えてください。(静岡県 30代女性)
お付き合いしている男性がいるにも関わらず、男性が嫌い、頼りにできないと嘆き、自分の生き方に悩む30代の女性。
自分の世界にふさぎ込んでしまっているようにも思えるこの女性に対し、住職の答えは…。
【回答】
男性に対する期待値が異様に高いため、自縄自縛で苦しんでおられる。それが、文面を拝見しての第一印象です。
男性に対して端的に興味がない人は、わざわざ「嫌い」とも感じませんし、「打てば崩れそうで頼りないからダメ」と、ことさらに否定したくもなりません。
「自分を楽しませられるよう、会話をリードすべきだ!便りがいがあって、ただ一方的に自分を守ってくれる人であるべきだ!」。そうして幼児みたいに庇議されたい欲望を持っておられるがゆえにこそ、それを満たせない現実の異性に嫌悪感を抱かれているのでしょう。
けれども、よくよく考えてみれば、「頼りにできない人間と結婚かぁ・・・」迷っておられる倣慢さ以外に、いったいご自身は相手に何を差し出しているのでしょうか。
かつての「日本男児」ですら、徹底的な男尊女卑の特権を得ることといわば交換に、女性を庇護していたのです
。現代のように男女平等化した時代に、何も差し出さずに「ただ勇ましく庇護してほしいよー」と駄々をこねても、そんな人を心から愛し守ろうと思える聖人君子は、この世にいません。
ご自身の陥っている状況を客観視するには、反対側から考えてみるのが役立つかもしれません。
すなわち、「近頃の女性は、女らしいおしとやかさも、かれんさもないから好きじゃない」とスネている男性に対して、あなたはやさしくないしは女らしく振る舞おう、という気になるでしょうか。
「他人の過ちを大げさに取り上げることにより、イ力サマ師は自分の過ちを見えなくしてしまう」
とは、『法句経』に残る釈迦の言葉です。
「頼りがいのある男性に出会えないのは、自分の性格ゆえでは?」と、視線を180度転回してはいかがでしょうか。
さすが住職。言葉の一つ一つに重みがあるというか、すごく説得力を感じるお言葉ですね!
この住職の回答には多くの共感の声が寄せられています。
@PieroCrazy 流石お説法のプロ、非常に分かりやすく、そして言い分がしっかりと理解できる回答です。
— プレアデス (@obakapleo_s206) 2016年10月6日
@PieroCrazy
素晴らしい❗
こういう方にいろいろと相談したい。
容赦なく切り捨てて、甘い考えを吹き飛ばしてくれそう。— かぼちゃカレー (@kabochakarei) 2016年10月6日
周りの人間は自分を写す鏡とも言われています。
女性に限らず男女ともに、相手に問題があると決めつける前に自分に非があるのではないかと、まずは自分を見つめ直すことが必要なのではないでしょうか。
Writing by Y.sato of cadot
画像引用元:http://suumo.jp/edit/r/misawa/thinklife/interview02.html
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