スペインのカタルーニャ州バルセロナにある都市サバティ。
人々が集まり賑わう、ある広場で起きた感動が話題を集めています。
そこにはポツンと立つ1人のコントラバス奏者がいました。
その姿はまるでマネキンのようにピクリとも動きません。
明らかに様子がおかしい状況に、周囲はざわついています。
しかし、この男性の前に現れた1人の少女が男性の前に置かれた帽子の中に「一枚のコイン」を入れます。
すると、全く動かなかった男性が、これを合図に演奏を始めました。
コントラバスの太く低い音色に釘付けになる少女。
するとどこからともなくチェロを持つ女性が現れました。
さらに、オーボエ奏者、バイオリン奏者も仲間に加わります。
演奏しているのはベートベンの名曲「交響曲第9番」
聴き慣れた名曲に、歩く人も足を止めます。