その日、出かける予定はなかったのですが、古くからの旧友から数年ぶりに連絡があり、急遽ランチに出かける事に。
当日の連絡だった事もあり、家の事は後にして急いで支度をし、旧友とランチへ。
数年ぶりの再会という事もあり、話も盛り上がって気付けば夕方。
夫が帰って来るのでそろそろ帰ろうと話、旧友と別れました。
ただ、一つ申し訳のない気持ちが…
最近、連勤が続いていた夫をよそに贅沢なランチをしてしまった事で、ちょっとした罪悪感が出てしまいました。
正直に話せばよかったのですが、咄嗟に「家にいた」と、嘘を吐いてしまったのです。
旦那は、そんな事では怒ったりもしないですし、寧ろ全く気にしません。
しかし、後悔先に立たず…
その咄嗟の誤摩化しが、一瞬でその場の空気を冷ややかなものに変えてしまったのです。
夕食を終え、私が洗い物をしている時でした。
夫は食後のコーヒーを飲みながら、テレビを鑑賞中。
夫:「あれ?今日ってどっか行ってたの?」
私:「え…家にいたよ!」
夫:「…」
夫:「え、じゃあこれは何!?」
夫がそう言い、何かと思いテレビを見ている夫の方へ行くと、もう全く言い訳の出来ない衝撃的なモノがそこに…
それは、旧友とランチを終え、帰宅する時に店前でテレビのアンケート取材を受けた映像。
私は、目が点になりました…
そして、一瞬にして自分の体内にある血が全て引いて行くのが分かりました。
自分でも、見事な程のパニック状態で、その映像を見た瞬間に出た言葉は「違うの!」でした。
何が違うのか自分でもさっぱり分かりませんが、とりあえず言える事は、全然違わないという事…
その日の日付と時刻が”バシッ”と刻まれたプレートを持ったアナウンサーが、バッチリ旦那の目の前に映っている時点で、何も違いません。
夫は、笑いながら「気にするなよ」と言ってくれましたが、もう私の信頼は一瞬にして崩壊。
今回は、夫が流してくれたので、それ以上の悲劇にはなりませんでしたが、ちょっとした誤摩化しや嘘が取り返しのつかない事態に発展する可能性もあり得るという事を、再認識しました。
街頭インタビュー、恐るべしです。
匿名希望
画像引用元:Craig Sunter gatag
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