私たちが見慣れた世界地図。
この地図は「メルカトル図法」と言って1569年に誕生したもので、赤道付近の地理は比較的正確に表現されるため、当時としては「ほぼ完璧な世界地図」という認識でした。
この地図はそれから400年以上に渡って現代まで使用されてきましたが、実は高緯度になるほど面積が拡大されるため、南極や北極の形が極端に歪むといった欠点を抱えていました。
極地に近付けば近付くほど引き伸ばして描かないと、球体の地球を平面には描き表せられないからです。
例えば、アメリカのプログラマーが開発した国の正確な大きさが確認できるサイト「The True Size of…」で日本をヨーロッパ諸国の位置まで持っていくと実際はこの大きさになります。
そう、日本は私たちの想像以上に、実際は大きな島国だったのです。
その問題を克服する新たな地図が誕生
そして、今回話題になっているのが慶應義塾大学政策・メディア研究科の鳴川肇准教授が考案した「オーサグラフ」というこちらの新しい地図です。
一体この地図は今までと比べて何が優れているのでしょうか…?