「お前、無能だからクビ。」現場責任者が新人をイジメ放題。しかし、その中にいた”新人一人”は決してイジメてはいけない人物だった

2015.03.15 topics

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そうおもむろに工場管理長へ言い出したのです。
工場管理長は「何だお前?」と、当然怒りを露に。
 
すると、こう続けて話し出しました。

 

 
君の噂は他社員から聞いていたよ。
あまりにも酷い状況だから何とかして欲しいとね。
他の役員があまり問題視していなかったが、どうも気になって、私自ら新入社員になりすまして潜入する事にしたんだよ。
 
君、私の顔見忘れたかい?
この会社の社長なんだがね。

 

 

暫く沈黙が続いた後、ハッとした様子の工場管理長は、新人社員だと思って罵倒していた彼の顔を見て、何かを思い出したかの様に青ざめた顔をして驚いていました。
 
この新人社員は、新人社員ではなく、社長。
自ら現場である工場に新入社員として潜入し、かねてから風評のあった実態を調査していたのだそうです。
この工場管理長は、その後別の部署へ移動させられ、さらには降格処分になりました。
 
「気付くのが遅くて、君たちには迷惑を掛けたね。本当にすまない…」
 
社長は、それから度々作業着を着て現場に顔を出してくれる様になり、毎回私達に謝罪をし、敬ってくれています。
そして社長は、謝罪した後必ず私達にこう話します。

 

 
工場管理長が、この事で気付き心を入れ替えてくれる事を祈っているんだ。
私にとって大事な社員である事に変わりはないから、またチャンスをあげてほしい。

 

 
私は、社長の人情味溢れる暖かい人柄を知れた事が、何よりも活力になっています。

 


Yabuta Seisakusho


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