ここ近年、職場でのモラハラ(モラスハラスメント)がメディアにフォーカスされる様になり、その危険性が幾度となく報じられる様になっております。
上下関係がはっきりとわかりやすい仕事環境化では、上司という立場を利用して、人を虐げたり言葉の暴力を浴びせたりと、悪気なく人を精神的に追い込む人も少なくありません。
この話を寄稿してくださった方の職場の上司も、人をいつも面白おかしく小馬鹿にするような人だったとの事。
自分ではコミュニケーションのつもりと考えていそうですが、その発言は心に傷を刻む事ばかりで、
「お前は絶対結婚できなさそうだもんな」
「お前みたいなやつはそういうバッグは似合わねーよ」
「いつもオドオドして見えるから少しは男らしくなれ」
と、部署の部下に笑いながら繰り返し精神的にダメージを与える発言を繰り返すのです。
部署の中では一番偉い人なので、注意する人は誰もいません。
みんなの不満が積もり積もっていった中、一人の同期に対して、またモラハラのような発言を浴びせます。
「お前ホンットデブになったなぁー、ひでーぞ腹」
部署全体に聞こえる大きな声で浴びせる、汚い言葉。
しかし、その時は少し違いました。
「デブ」と言われた同期が、上司に笑いながら一つ返答をしたのです。