全国の警察は、子供を犯罪から守る防犯パトロールに役立てるために、「声かけ」「つきまとい」「公然わいせつ」「ひったくり」のような、該当地域で発生した不審者情報を登録者にメールで配信しており、あわせてホームページにも掲載しています。
今回話題になた内容は、3月12日に登場した、以下の内容の不審者情報でした。
「3月11日(水)、午後3時50分ころ、北区神谷2丁目の公園内で、児童が遊んでいたところ、男に声をかけられました。
声かけ等の内容
・さようなら
不審者の特徴:40歳代、160cm 位、やせ型、短髪茶色、茶色っぽいジャンパー、黒色っぽいズボン、マスク、徒歩」
この内容に、ネットでは
「挨拶しただけで不審者扱いするのはおかしい」
「こんなことで不審者情報を登録する親ってどんなおや」
「もう挨拶もできないんだね」
と、この不審者情報の登録した行為について非難する声が散見するようになりました。
実際にはこうした声かけの内容以外にも、不審者情報とは思えないような内容が含まれており、
「女子学生の後ろを、男が同じ方向に歩いていた」(小倉北警察署)
「声かけの内容:(児童が遊んでいたところ)そんなことじゃ。日本代表になれないぞ」(野方警察署)
というような不審者情報登録もあり、「過剰に反応しすぎでは」と考えてしまう部分もあるのも事実です。
以前、Cadotで、「『子供は、見ている』過保護すぎる親たちが集まった授業参観。一人の小学生の発表が、全ての親をハッとさせ、意識を変えさせる事態に。」という記事を配信しました。
過保護の定義はとても難しいですが、少なくとも子供の中にも、この様に親の強すぎる保護感情に対して違和感を感じる人がいるのも現状としてあります。
知らない男性から挨拶されたら、その人を不審者だと思う。
こんな感覚は、少なくとも私たち大人が子供のだった時にはなかったことではないでしょうか。
「子供を守る」「子供のために」というものの本質は、どこにあるのか。
今一度改めて、考え直さなければいけないタイミングなのかもしれませんね。
Writing by Masaki Shinohara
画像引用元:blog-imgs-19.fc2.com
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