ちなみにこのドイツのクジラたちの死はこのプラスチックが直接的に死因となったわけではないようです。
しかし「多くのクジラの胃がこのようになっている可能性」を示したという意味で、科学者や海洋生物学者たちには衝撃的だったと報じらました。
中には、長さ13メートルの漁網や、70センチもの大きさのプラスチックも含まれていたそうです。
それらの中には、クジラたちがそれらのプラスチックなどを、イカなどのエサと間違えて食べたものがあることを示唆しています。
これほどの大きさなもの、たまたまた打ち上げられたクジラに、このようなゴミが詰まっていたと思うと、いかに海にプラスチックのゴミがまかれているかが安易に想像できるのではないでしょうか。
ホルシュタイン州環境長官はこの結果を受け、以下のように述べています。
「これらの知見は、私たちが生み出した過剰なプラスチック型社会の結果を示すものです。海洋生物は、これらの廃プラスチックを消費し、苦しみ、最悪の場合、胃がプラスチックで一杯になった状態で餓死するかもしれないのです」