塾にも通い、学校では先生に何度も同じ所と復習を個人的に質問し、他生徒に追いつこうと必死でした。
そんな時、私が一番苦手だった数学の先生に職員室へ呼び出され、執拗に怒られたのです。
先生も、相当イライラしていたのか、あまりにも私が簡単な問題で何度もつまずくので、大激怒してしまったのでしょう。
この程度の問題をいつまで手こずってるんだ!?
お前バカなのか!?
そんなんじゃ一生希望校なんて受からないぞ!!
こう怒られている最中、どこからかふらっと近付いて来た学年主任の先生…
この先生は、生徒から根暗的な存在として認知されていて、基本は物静かな先生です。
普段から、授業中も声が小さくあまり何を言っているのか分からない事も多々。
しかし、そんな内気な学年主任の先生が、執拗に怒られている私の側にふっと近付き、こんな言葉を投げかけて行ったのです。