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妻以外の女性を愛してしまい、不倫を打ち明け離婚を切り出した私。
申し訳のない気持ちでいっぱいだったが、これ以上妻と一緒にいる事の方が失礼だ…そう思い、告白しました。
 
好きな女が出来たんだ。
ごめん、離婚してほしい。
 
重い空気の中そう切り出し顔を上げると、妻は真っすぐ私を見ています。
怒り出すかなと思った次の瞬間、妻は想像もしなかった事を話始めたのです。
 

 

 
そう、私もね
あなたに言わなければいけない事があるの。
 
あなたが不倫をしていた事は何となく分かってた。
明らかに態度が変わったからね。

それに、今話しているこの瞬間でさえも私の変化に全く気付かないものね…

 

 

 

この意味深な言葉に、何を言っているのか分からず「ん?」と妻の顔を見ました。
すると、

 

 
あのね、私妊娠してるのよ。
子供が出来たの。
お腹の中に、二人の赤ちゃんがいるのよ…

 

 

まさかの言葉と告白に、私は空いた口が塞がらず呆然。
心境としては、驚きがほとんどだったと思います。

妻は、落ち着いて話を続けます。

 

 
好きな人が出来たのは分かったわ。
私にはどうも出来ない事だから、あなたの言う通りにします。
でも、私は子供を生みたい。

あなたの不倫に何となく気付いた時から、一人でも育てて行くと決心は出来ているから。

 

 

だから、一つお願いがあるの。
 

涙を流すわけでもなく、立腹するわけでもなく冷静に淡々と話しを続ける妻が私に最後のお願いとして条件を提示してきたのです。
 
子供が生まれるまでのあと約9ヶ月は離婚せずに私とこの子の側にいて欲しい。
そう言い、条件を話し出しました。

 

 
・離婚するまでは毎晩家に帰って来る事
・一週間に一回は二人で外食をする事
・離婚するその日までは、一緒にベッドで寝る事
・喧嘩をしないで、会社の事や色々な事を話す事

 

 

この時、私は気付きました。
妻に女性らしさがなくなっていたのは、お腹の中に子供が出来た事で母親の顔になっていたからなの
かもしれないと…
 
私は子供の事は後々話し合っていく事にして妻の条件を受け入れましたが、それでも離婚する決意は揺るぎませんでした。
 
しかしその後、妻の条件を守り生活をする中で私の心に変化が出始めたのです。
今までは不倫相手ばかりに夢中で妻を女性として見なかったり、会話をしなかった事で自ら妻と距離を置き勝手に不倫相手を美化していたのかもしれません。
 
そして、子供が生まれた日に私は妻の本当の気持ちを知る事になったのです。
 
出産後に病室で寝ている妻の元へ行くと、妻は泣いていました。
「どうした?」と聞くと、初めて私に本音を漏らしたのです。

 

 

離婚したくないよ。
あなたが大好きだよ。
離れたくないよ。

 

 

この言葉に、泣きながら訴える妻の姿にようやく目が覚めた私は謝りながら妻を抱きしめました。
何度も何度もゴメンと謝りながら妻を抱き締め、これから改めて一緒に歩んで行く事を誓いました。
 
不倫をした最低な私と一緒にいたいと、それでも共に歩んで行きたいと涙を流してくれた妻にこれからしっかり償いと目一杯の愛を注いでいきたいと思います。
 


匿名希望


画像引用元:nanapi.jp


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